AstroArts Topics

宇宙論

「ものさし」を組み合わせて宇宙膨張の過去と未来を明らかに

2023/08/25
天体までの距離を測る「ものさし」として使われる天体を複数種類組み合わせ、新しい統計的手法を活用した解析で、宇宙膨張に関わる宇宙論パラメーターの精度が向上した。

宇宙論の検証には、銀河の位置だけでなく向きも重要

2023/04/18
従来の宇宙論の検証では、銀河を点と見なして位置情報だけを調べていた。一方、初めて銀河の向きも系統的に調べた研究で、一般相対性理論にもとづく標準宇宙モデルと矛盾しない結果が得られた。

天の川銀河の取り巻きは、少なくないが偏っている

2022/09/05
天の川銀河と似た質量の銀河との比較から、天の川銀河は衛星銀河の数が特段少ないわけではないが、分布は偏っていることが示された。

AIとスーパーコンピューターで広大な銀河地図を解読

2022/07/26
スーパーコンピューターで何百万回も実施する模擬宇宙のシミュレーションの大半をAIによる機械学習で肩代わりすることで、現実の銀河分布と合う宇宙論パラメータが精度良く求められた。

宇宙論の大前提がゆらぐ?宇宙膨張が方向によって異なる可能性

2020/04/15
宇宙は全ての方向に等しい速度で膨張していると考えられてきたが、800個以上の銀河団のX線観測データを用いた研究で、膨張速度に想定以上のばらつきが検出された。宇宙論に関わる重要な前提である「等方性」が成り立たない可能性を示唆する結果である。

宇宙論への理論的貢献と系外惑星の発見にノーベル物理学賞

2019/10/09
2019年のノーベル物理学賞は宇宙論への理論的貢献を果たしたJames Peeblesさんと、太陽系外惑星を発見したMichel Mayorさん、Didier Quelozさんに贈られることが発表された。

宇宙膨張が標準理論と不一致?クエーサーの観測から示唆

2019/02/04
遠方宇宙のクエーサーの観測から、初期宇宙の膨張が標準宇宙モデルの予測と食い違っている可能性が示された。標準理論を超える新たな物理を考える必要があるかもしれない。

宇宙論の標準モデルで説明できない衛星銀河の運動

2018/02/07
巨大楕円銀河「ケンタウルス座A電波源」を取り巻く衛星銀河の大半が、共通の軌道面を同じ向きで周回していることが明らかとなった。標準的な宇宙論に基づく予想とは合わない結果だ。

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