AstroArts Topics

太陽

石灰質堆積物が明かす過去の太陽活動

2019/06/27
石灰質の堆積物を分析することによって過去の太陽活動や宇宙線変動の情報を探る、世界で初めての手法が確立された。

太陽でも起こるかもしれない「スーパーフレア」

2019/06/14
若い星でしか起こらないと考えられてきた「スーパーフレア」が、太陽でも起こりうることが統計的な研究から示された。通常の数百から数千倍もの大規模爆発がもし太陽で起これば、地球にも大きな影響を及ぼすことは必至だ。

太陽自動導入/追尾機能付き「Sky-Watcher ソーラークエスト705 太陽望遠鏡」新発売

2019/05/13
太陽観測専用屈折式望遠鏡と太陽自動導入/追尾機能を搭載した太陽観測専用マウントのセット。特価57,240円。マウント単体は特価43,200円。

高エネルギー現象と関係か、一部の太陽フレアで見られるHα偏光

2019/03/04
一部の太陽フレアが偏光することが、国立天文台太陽フレア望遠鏡による観測から確かめられた。コロナ質量放出に伴う高エネルギー現象と関係があるとみられている。

太陽を見る新たな眼、「FOXSI-3」の軟X線データ公開

2019/01/21
日米共同の観測ロケット「FOXSI-3」で得られた太陽の軟X線観測データが公開された。毎秒250枚という高い時間分解能の撮像分光観測を世界で初めて行ったもので、太陽コロナについて新たな知見が得られることが期待される。

太陽のような恒星の自転パターンを初計測

2018/09/27
質量や年齢が太陽と似た恒星の観測から、これらの星の自転速度は太陽と同様に、緯度の高いところよりも赤道のほうが速いことが明らかになった。ただし太陽とは異なり、赤道付近の速度は中緯度に比べて2.5倍も大きいようだ。

太陽観測ロケット「FOXSI-3」、世界初の観測に成功

2018/09/12
太陽観測ロケット「FOXSI-3」が世界で初めて、軟X線の低エネルギー域で太陽コロナを撮像分光観測することに成功した。高エネルギー現象やナノフレアの理解が進むことが期待される。

太陽の外部コロナの構造

2018/07/26
太陽観測衛星「STEREO」の画像の詳しい解析から、太陽の外部コロナの構造が調べられた。これまで低解像度の画像から描かれていた外部コロナの姿を一変させる発見がもたらされている。

アメリカ横断皆既日食でとらえられた太陽極域ジェット

2018/07/03
2017年8月のアメリカ横断皆既日食の際、太陽の極域から噴き出すジェットの観測が研究者とアマチュア天文家によって行われ、このジェットが太陽のはるか上空まで達していることなどが明らかにされた。

50億年後、太陽が死ぬと何が起こるのか

2018/05/14
約50億年後に太陽が寿命の終わりを迎えると何が起こるのかは、これまではっきりとは明らかになっていなかったが、どうやら暗い惑星状星雲が形成されるらしいことが最新の研究から示された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

観測史上最強の磁場を持つ太陽黒点

2018/02/08
太陽観測衛星「ひので」により、太陽観測史上最大となる6250ガウスの磁場強度を持つ黒点が発見された。

水星の動きから太陽を調べる

2018/01/26
太陽は年を取る毎に質量が減り、徐々に重力が弱くなっていくため、太陽系の惑星の軌道は拡がりつつある。その関係を利用して、水星の軌道の変化から、太陽の質量の減少やその他のパラメーターが直接計測された。

半球ごとに決まっていた、太陽のダークフィラメントの磁場構造

2018/01/19
国立天文台の太陽フレア望遠鏡の観測データから、太陽のダークフィラメントの磁場構造は不規則に生成されているわけではなく、太陽内部の大きな構造の磁場を反映して半球により決まっていることが明らかになった。

半世紀以上の観測で判明、静かな太陽は変わらない

2017/11/17
半世紀以上にわたる太陽マイクロ波のモニター観測のデータから、太陽の活動度は極大期では周期ごとに大きく変わるのに対し、極小期では過去5回ほぼ同じであったことが明らかになった。

彩層の速い時間変動とコロナループ加熱の関係

2017/10/11
太陽の彩層に見られる速い時間変動の解析から、この変動がコロナループの加熱に関わっている可能性が示された。

黒点を40年間記録した故・小山ひさ子さん 太陽観測史上の貴重な貢献

2017/10/10
40年間にわたり太陽黒点のスケッチを続けた故・小山ひさ子さんの観測は、アマチュアにはよく知られたものであったが、太陽の活動周期や長期変動に関する研究にも大きな貢献を果たしていることで再評価されている。

「ひので」撮影、大規模フレアを起こした活動領域の磁場構造とX線動画

2017/09/21
9月6日から11日にかけて太陽で4回発生した大規模フレアを起こした活動領域について、太陽観測衛星「ひので」がフレア発生前から観測を続けていた磁場構造の画像が公開された。爆発の瞬間をX線観測でとらえた動画も公開されている。

「ひので」、大規模太陽フレアを起こした活動領域を観測

2017/09/12
9月6日から11日にかけて大規模な太陽フレアを起こした活動領域を、太陽観測衛星「ひので」がX線でとらえた動画が公開された。

11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生

2017/09/07
日本時間9月6日、大規模な太陽フレアが2度にわたり発生した。とくに21時ごろのフレアは11年ぶりとなる最強クラスのフレアで、この現象に伴う太陽風の乱れが8日の夜ごろ地球に到来すると予測されている。

「ひので」が撮影したアメリカ横断皆既日食

2017/08/22
22日のアメリカ横断皆既日食の際に日本の太陽観測衛星「ひので」が撮影した画像が公開された。高度680kmの宇宙空間から、月が太陽面を横切るようすがX線でとらえられている。