AstroArts Topics

ヘッドライン

エンケラドスの間欠泉から伸びる弦状構造

2015/04/21
土星の衛星エンケラドスのすぐ近くには、長く曲がりくねった弦のような構造が見られる。シミュレーションの結果などによれば、この構造はエンケラドスの間欠泉から噴出した氷の粒で作られたもののようだ。

球状星団中で起こった惑星破壊

2015/04/20
球状星団中の白色矮星によって惑星が破壊されたかもしれないという現象の証拠が、X線天文衛星チャンドラなどの観測から見つかった。

1万3000光年彼方の系外惑星

2015/04/17
赤外線宇宙望遠鏡「スピッツァー」と地上望遠鏡の共同観測から、天の川銀河の中心方向1万3000光年彼方に系外惑星が発見された。こうした遠方の惑星の存在を探ることで、銀河内の系外惑星の分布に偏りがあるかどうかを調べることができる。

火星の表面近くに液体の塩水の可能性

2015/04/16
火星には氷の形で水が存在することは知られてきたが、NASAの火星探査車「キュリオシティ」の探査から、表面に近いところに液体の塩水が存在する可能性が示唆された。

ケレス表面の多様性が明らかに

2015/04/15
NASAの探査機「ドーン」は今年3月から準惑星ケレスを周回している。そのドーンが周回軌道に入る前に観測したケレスの画像が公開され、表面の多様性が明らかになった。

接近探査まで3か月、冥王星と衛星カロン

2015/04/15
今年7月に冥王星に接近する探査機「ニューホライズンズ」がとらえた、冥王星と衛星カロンのカラー画像が公開された。

天の川銀河のベビーブームに遅れて生まれた太陽

2015/04/14
天の川銀河で星が大量に生まれた「ベビーブーム」の時代は、約100億年前のことだ。太陽は、そのベビーブームから遅れること約50億年、星の形成がすっかり落ち着いてしまったころにようやく誕生した。

まだまだ目が離せない、いて座新星No.2

2015/04/14
3月17日に6等級の明るさで見つかった「いて座新星2015 No.2」は、その後も4~6等級の間で明るくなったり暗くなったりを繰り返している。今月10日ごろから3回目の増光を起こしつつあり、まだまだ目が離せない。

打ち上げから26年 磁気圏観測衛星「あけぼの」運用終了

2015/04/10
1989年に打ち上げられた磁気圏観測衛星「あけぼの」が、今年4月の観測をもって運用終了することが発表された。長期にわたる観測により、太陽活動がオーロラ現象やバンアレン帯にどのような影響を与えるかについての解明に大きく貢献した。

全球を覆いつくせる火星の氷河の氷

2015/04/09
火星の氷といえば極冠の存在がよく知られているが、南北両半球の中緯度にも帯状に伸びる氷河が存在する。最新の研究で、そこに含まれる水の氷の量は火星全球を1m以上の厚さで覆いつくすほどであることが示された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

100万歳の若い星に複雑な有機物を検出

2015/04/09
455光年彼方に位置する生まれたての星の周囲に、複雑な有機分子であるアセトニトリルが大量に発見された。生命誕生のカギとなる物質が太陽系以外でも普遍的に存在することを示す、重要な成果だ。

水星が東方最大離角

2015/04/09
夕方の西の空に見えている水星が、5月7日に東方最大離角となる。夕方に見える機会としては今年最も高くなる。双眼鏡で探してみよう。

みずがめ座η流星群が極大

2015/04/09
みずがめ座η流星群の活動が5月6日から7日の夜に極大となる。7日明け方が一番の見ごろだが、満月過ぎの月明かりが夜空を照らすため、条件は悪い。

月と土星が大接近

2015/04/09
5月5日から6日にかけて、月齢17の月のすぐ下に土星が大接近して見える。一緒に双眼鏡で眺めたり、それぞれを天体望遠鏡で観察したりしてみよう。

5月末に愛媛で変光星観測者会議

2015/04/09
5月30日(土)と31日(日)、愛媛大学で2015年変光星観測者会議が開催される。

自転の様子もハッキリ アルマがとらえた小惑星ジュノー

2015/04/08
アルマ望遠鏡が小惑星ジュノーを高解像度で観測した。約3億km離れたジュノーの地表で60kmのサイズが見分けられるほどの高い解像度によってジュノーの自転がはっきりとらえられており、表面の性質の場所による違いも明らかになった。

117億光年彼方の銀河が見せるアインシュタインリング

2015/04/08
アルマ望遠鏡が117億光年彼方の銀河を観測し、0.023秒角もの超高解像度でその姿を鮮明に写し出した。手前にある銀河の重力レンズ効果によって生み出された、アインシュタインリングという美しい円形の像がとらえられている。

どうやってできる? 月のクレーターから伸びる光条

2015/04/07
月のクレーターから放射状に伸びる「光条」の不均一なパターンがどのような条件で作られるのか、月探査機「かぐや」の観測データやシミュレーションなどから明らかになった。

4月25日に都内で星空写真講習会を開催

2015/04/07
4月25日(土)に東京・池袋で天文講習会を開催します。月刊『星ナビ』でおなじみのスペシャリストが、星空写真の撮影テクニックや「ステライメージ」を使った天体画像処理についてわかりやすく解説します。

南北で吹き方が違う太陽風、太陽活動の変化と関連

2015/04/03
名古屋大学太陽地球環境研究所の30年近くにわたる観測から、太陽風の南北半球での吹き方の違いが太陽活動と密接に関連していることがわかった。