AstroArts Topics

ヘッドライン

星ナビ5月号は「女星写真」と「アルマ望遠鏡」

2015/04/02
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2015年5月号は、4月4日(土)発売です。 女性と星空をモチーフに撮る「女星写真」が、天体写真の新たな可能性を拓きます。南米チリのアタカマ砂漠で宇宙を見つめる電波望遠鏡「ALMA」の開所から2年。最新の成果と天文学者の熱意を紹介しました。

櫻井さんがへびつかい座に新星を発見

2015/04/02
茨城県の櫻井幸夫さんが3月29日、へびつかい座に新星を発見した。

大量に見つかった原始銀河団の候補

2015/04/01
赤外線天文衛星「ハーシェル」と宇宙背景放射観測衛星「プランク」による観測から、私たちが今日目にしている巨大銀河団の前身と言えそうな原始銀河団の候補が200個以上も発見された。

アルマが描き出した大質量星団の複雑な誕生現場

2015/04/01
アルマ望遠鏡による電波観測で、大質量星が生まれつつある領域に生まれたての星が少なくとも2つ潜んでいることが示された。さらに、ガス流が周囲のガス雲を押しのけて広がっていく「砂時計型」の構造が描き出された。このような構造が大質量星の形成領域で、メタノール分子の観測によって見つかったのは初めてのことだ。

夜桜と赤い月 4日夜9時、全国で皆既月食

2015/03/31
4月4日の夜、日本全国で皆既月食が見られる。月が欠けて見えるのは19時過ぎから23時前までで、そのうち皆既食となるのは21時前後の約12分間だけと短い。チャンスを逃さないようにしよう。夜桜との2ショットも楽しめるかも。

JAXAが名称変更 国立研究開発法人に

2015/03/31
独立行政法人制度の改革にともない、4月1日よりJAXAの法人名称が「国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構」に変更される。

銀河団衝突でも、ダークマター同士はすり抜ける

2015/03/30
銀河団同士が衝突してもダークマター同士はあまりぶつからずそのまま進むということが、多数の衝突銀河団の観測からわかった。ダークマターの正体を知る手がかりとなりそうだ。

嶋さんがケフェウス座に超新星を発見

2015/03/30
東京都の嶋邦博さんが3月23日、ケフェウス座の銀河に超新星を15.5等で発見した。嶋さんにとっては3個目の超新星発見となる。

銀河中心ブラックホールが大量の物質を吹き飛ばす

2015/03/27
米大学の研究チームが23.5億光年彼方の銀河をX線天文衛星「すざく」などで観測し、銀河中心の巨大質量ブラックホールからの強い放射圧が、銀河スケールでの大量の物質流出を引き起こす原因であることを初めて示した。

高速自転が引き起こす木星のオーロラ爆発

2015/03/25
惑星分光観測衛星「ひさき」による木星のオーロラ爆発の観測から、この現象が木星自身の高速自転によって引き起こされることが初めて示された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

火星のサンプルから、生命活動に重要な硝酸塩の証拠

2015/03/25
火星がかつて生命に適した環境だったという証拠がまたひとつ見つかった。NASAの火星探査車「キュリオシティ」が採取したサンプルから、地球上の生物にとって重要な硝酸塩が存在する証拠が得られた。

初めてとらえた、星の“0歳児”の急加熱

2015/03/24
最初期段階の恒星が急激に高温になるようすが、赤外線のアウトバーストとしてとらえらえた。恒星が取り込む物質が急増したことによるものとみられる。

太陽系の回転速度をVERAが精密に測定

2015/03/23
国立天文台VERAの観測から、銀河の中での太陽系の回転速度が精密に測定された。

クリスマスに現われた火星のオーロラ

2015/03/20
2014年12月下旬、探査機「メイブン」が火星の北半球に広がるオーロラを紫外線でとらえた。

20日夜にヨーロッパ北海で皆既日食 ネット中継も

2015/03/20
日本時間20日夜、大西洋から北極海にかけて皆既日食が、北アフリカからヨーロッパ全域で部分日食が起こる。

北海道で11年ぶりにオーロラを観測

2015/03/19
活発な太陽活動にともなって発生した磁気嵐により、18日ごろ世界各地でオーロラの出現が見られた。北海道でも11年ぶりに低緯度オーロラが観測されている。

小惑星キロンに環? 確認されれば小天体2例目

2015/03/18
小惑星キロンによる恒星食の観測から、キロンの周囲に環あるいは対称ジェットのような物質の存在が明らかになった。もし環であることが確認されれば、同じくケンタウルス族小天体であるカリクロに続いて2例目となる。

超新星残骸に大量のニッケル 究極的核融合プロセスの初証拠

2015/03/18
X線天文衛星「すざく」が、超新星残骸「3C 397」から大量のニッケルを検出した。陽子と電子が合体する「電子捕獲」がIa型超新星爆発で起こることを示す初の観測的証拠だ。

いて座に6等の新星が出現

2015/03/17
3月15日、いて座に6等の明るい新星が出現した。今後の光度変化に注目しよう。

14年ごしの観測で見た、ペルセウス座GKの爆発の広がり

2015/03/17
理化学研究所などの日米研究チームが、1901年に0等の明るさで出現した新星「ペルセウス座GK」の爆発の広がりをX線観測でとらえた。14年前の観測との比較から爆風の速度や爆発のエネルギーがわかり、新星爆発についての理解が進むと期待される。