AstroArts Topics

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「ひので」EISチームが英国王立天文学会の賞を受賞

2015/07/02
太陽観測衛星「ひので」に搭載された観測装置「EIS」のチームが、英国王立天文学会の「Group Achievement Award 2015 in geophysics」を受賞した。

数十億年かけて渦巻銀河を飲み込んだ巨大楕円銀河M87

2015/07/01
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)による観測で、おとめ座の巨大楕円銀河M87が中規模の渦巻銀河を飲み込んでいた痕跡が見つかった。手がかりを与えてくれたのは、M87に存在する惑星状星雲だ。

8月19~21日、北海道で「第29回天文教育研究会」

2015/07/01
8月19日(水)から21日(金)、北海道大学で「第29回天文教育研究会」が開催される。

ニューホライズンズの冥王星最接近まで2週間

2015/06/30
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近まで2週間。冥王星とカロンの初のカラー動画が公開され、その日がますます楽しみになってきた。撮影画像には、衛星カロンの極が暗い様子もとらえられている。

7月1日朝、3年ぶりの「うるう秒」

2015/06/30
明日7月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、「59分60秒」という特別な1秒が加えられる。原子時計に基づく正確な時刻と地球の自転という天文時に基づく時刻との間に生じているずれを調整するための「うるう秒」挿入で、3年ぶりの実施となる。

ブラックホール連星はくちょう座V404星がアウトバースト

2015/06/29
わたしたちから最も近いところにあるブラックホールの連星系「はくちょう座V404星」がアウトバーストを起こし、大きな注目を集めている。眼視観測では11等台に達することもあり、観察や撮影に挑戦してみたい。

コンパス座X-1を取り巻くX線リング

2015/06/29
X線連星「コンパス座X-1」の周りに4重のリングが見つかった。X線を反射したエコーが見えているもので、その大きさやX線が届く時間差から、コンパス座X-1までの距離が明らかにされた。

天体画像処理ソフト「ステライメージ7」が7.1bにアップデート 二コンD810Aなどに対応

2015/06/26
天体画像処理ソフト「ステライメージ7」用アップデータを無償公開しました。天体撮影専用カメラ「二コン D810A」や「キヤノン EOS 7D Mark II」など新たに7機種のRAWデータ読み込みに対応しています。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に水の氷

2015/06/25
探査機ロゼッタの観測で、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に、水の氷とみられる明るい領域が多数見つかった。

みずがめ座δ南流星群が極大

2015/06/25
7月下旬から8月下旬はいくつもの流星群の活動が重なり、一年のうちで最も多く流れ星が見られるシーズンだ。少し気にかけて夜空を見上げてみよう。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

準惑星ケレスがいて座で衝

2015/06/25
7月27日、準惑星ケレスがいて座の方向で衝となる。明るさは7等。

月と土星が大接近

2015/06/25
7月26日の夕方から深夜にかけて、月と土星が大接近しているのが見える。

木星とレグルスが接近

2015/06/25
7月下旬、夕方の西の空で金星と並ぶ木星が、しし座のレグルスと接近する。

細い月と金星が接近、レグルスが並ぶ

2015/06/25
7月19日、日の入り後の西の空で細い月と金星が接近し、近くにしし座のレグルスが並ぶ。木星とともに、双眼鏡で眺めてみよう。

「だいち2号」の開発者が電波功績賞を受賞

2015/06/24
人工衛星「だいち2号」の開発責任者が、衛星に搭載した機器の開発で「電波功績賞」の「一般社団法人電波産業会会長表彰」を受賞した。

150年ぶりの増光を見せている共生星ペガスス座AG星

2015/06/24
6月13日に共生星新星ペガスス座AGが7.7等まで明るくなり、実に約150年ぶりの増光を見せている。

かみのけ座銀河団中に800個以上の「超暗黒銀河」

2015/06/23
すばる望遠鏡アーカイブデータの解析から、かみのけ座銀河団の中に854個もの「超暗黒銀河」が発見され、銀河団内での分布や銀河の中にある星の種族が明らかになった。

太陽1億4000万個分 銀河中心の超大質量ブラックホール

2015/06/22
アルマ望遠鏡による観測を元にしたモデル計算で、棒渦巻銀河NGC 1097の中心に存在する超大質量ブラックホールの質量が太陽の1億4000万倍であると算出された。銀河と超大質量ブラックホールは共に進化してきたと考えられており、その関係を議論する上でブラックホールの質量は非常に重要な情報となる。

初期宇宙に明るい銀河「CR7」発見、第一世代星の証拠も検出

2015/06/19
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTによる観測で、初期宇宙に存在する銀河としては史上最も明るい銀河が見つかった。有名なサッカー選手の愛称が付けられたこの銀河には、第一世代星が潜んでいる証拠も得られている。

塵の向こうの宝石箱 球状星団「リラー1」

2015/06/19
ジェミニ南望遠鏡による近赤外線観測で、天の川銀河の中心方向にあって塵に隠されているため非常に見づらい球状星団がとらえられた。星同士が衝突しかねないほど密集した星団を調べると、単体の星の進化だけでは説明のつかない謎の天体の起源に迫れるかもしれない。