AstroArts Topics

天体衝突

4億6600万年前、地球には環があったかもしれない

2024/09/20
古生代オルドビス紀に地球への隕石衝突が急増した事象について、当時の地球には一時的に環が存在し、そこから隕石が降りそそいだためだとする研究結果が発表された。

10例目、木星表面の閃光現象がとらえられる

2023/09/14
8月末、木星表面で約1年10か月ぶりとなる閃光現象が発生し、国内のアマチュア天文家によって観測された。

リュウグウ粒子に残る、穏やかな天体衝突の記録

2023/04/25
探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの粒子サンプルから、比較的弱い圧力を受けた痕跡が見つかった。リュウグウが経験した天体衝突は、大量の岩片をまき散らすようなものではなかったらしい。

火星探査機の最新成果:堆積岩から有機物、天体衝突による地震検出

2022/09/28
火星探査車「パーサビアランス」が、数十億年前の湖底で作られた堆積岩から有機化合物を検出した。また、火星探査機「インサイト」が小天体の衝突による地震波を記録していたことが発表された。

木星で今世紀最大の巨大閃光現象を観測

2022/09/16
2021年10月に小型観測システム「PONCOTS」で観測された木星の巨大閃光現象の解析から、この現象が過去約30年間に太陽系内で観測された火球の中で最大規模のものであったことが判明した。

地球の大気・海水の量は小惑星の大量衝突で決まった

2021/11/15
地球に存在する炭素や水などの割合がC型小惑星と食い違っているという謎を解くモデルが提唱された。小惑星の大量衝突で大気が失われる効果が鍵になっているようだ。

天体衝突が残す鉱石、わずか1億分の1秒で生成

2021/07/21
一部の隕石で見つかっている鉱物のリングウッダイトは衝突の痕跡である可能性が指摘されていたが、天体衝突と同じ衝撃圧縮を再現してその生成過程を計測する実験が行われた。

ガニメデに太陽系最大規模の衝突クレーター

2020/08/03
木星の衛星ガニメデに、ほぼ衛星全体におよぶ巨大な多重リングクレーターが存在することが、画像解析から明らかになった。

シミュレーションで推算、フォボスに積もる火星表層物質の量

2020/01/17
火星への小天体衝突で衛星「フォボス」に物質が運ばれる現象のシミュレーション研究から、フォボスには従来の見積もりの10倍以上の火星表層物質が混ざっていることが示された。

岩石天体衝突で発生する揮発性ガスの新分析法を開発

2019/07/11
岩石天体同士が高速で衝突した際に起こると予測されてきた「衝突脱ガス」現象について、新たな化学分析法が開発され、火星で実際に同現象が起こり得ることが実証された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

皆既月食中にとらえられた月面衝突閃光

2019/01/28
1月21日の皆既月食中、流星体の衝突によるものとみられる月面上の閃光が世界各地で観測された。月食中の月面衝突閃光がとらえられたのは史上初だ。

イトカワは15億年前の天体衝突で破壊された破片から生まれた

2018/08/10
探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から採取した微粒子の絶対年代が初めて求められた。イトカワの母天体は約46億年前に誕生し、14~15億年前に天体衝突で破壊され、その破片からイトカワが生まれたことが示唆されている。