AstroArts Topics

系外惑星

470光年彼方の原始ミニ太陽系

2019/03/19
アルマ望遠鏡による観測で、誕生から数百万年という若い星の周囲に広がる原始惑星系円盤の塵の分布が高解像度でとらえられ、太陽系と似たような構造をしていることが明らかにされた。

「ケプラー」初検出の天体、10年後にようやく系外惑星と確認

2019/03/12
NASAの衛星「ケプラー」が2009年に検出した同ミッション初の惑星候補が確かに系外惑星であることが、発見から10年ぶりに確認された。

理論予測より多く存在、主星から遠く離れた重い惑星

2019/01/16
中心星から遠い惑星について探査結果と理論モデルを比較した研究から、海王星と土星の中間ほどの質量を持つ重い系外惑星は理論予測の10倍ほど多く存在しているという結果が発表された。

第二の地球の発見確認に期待、多色同時撮像カメラ「MuSCAT2」

2018/12/19
系外惑星候補天体が本物かどうかを確認するための多色同時撮像カメラ「MuSCAT2」が開発され、スペインの天体望遠鏡に設置された。日本で稼働中の「MuSCAT」などと合わせて、第二の地球候補の発見や確認に大きく貢献すると期待される。

アルマ望遠鏡がシャープにとらえた惑星誕生20の現場

2018/12/13
アルマ望遠鏡による高解像度の観測で、20万歳から1300万歳と非常に若い星を取り巻く塵の原始惑星系円盤が鮮明にとらえられた。

宇宙と地上の望遠鏡の連携により104個の系外惑星を発見

2018/11/30
宇宙望遠鏡「ケプラー」と「ガイア」、さらに地上望遠鏡の観測データを組み合わせることによって、日本における太陽系外惑星発見数の新記録となる104個の系外惑星の発見が報告された。複数の惑星が公転している系や1年が24時間以下という超短周期惑星も含まれている。

太陽系から2番目に近い恒星にスーパーアース候補を発見

2018/11/16
太陽系から6光年の距離に位置する、2番目に近い恒星「バーナード星」の周りに、地球の3倍程度の質量を持つスーパーアースとみられる惑星候補が発見された。

2600個以上の惑星を見つけた「ケプラー」が運用終了

2018/11/05
2009年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」が運用を終了した。これまでに得られた膨大な観測データの解析には今後10年以上かかるとみられる。

コンパクトな複数惑星系は低金属量星の周囲にできやすい

2018/10/31
700個の恒星とその周りの系外惑星に関する研究から、複数の岩石惑星を持つコンパクトな惑星系は、重元素が多い恒星よりも低金属量の恒星の周囲に形成されやすいことが示された。

系外惑星の衛星らしい天体を初めて発見

2018/10/10
系外惑星探査衛星「ケプラー」とハッブル宇宙望遠鏡による観測から、太陽系以外の惑星の周りに衛星らしい天体が存在する証拠が初めて得られた。

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深い海に覆われた惑星にも生命誕生の可能性

2018/09/06
系外惑星の進化のシミュレーション研究から、深い海に覆われた惑星でも生命が育まれる可能性が示された。こうした惑星では気候が安定しないため、生命の進化に適さないというこれまでの見方に反するものだ。

生まれたばかりの系外惑星の体重測定

2018/08/27
天文衛星「ガイア」と「ヒッパルコス」の観測データから、生まれたばかりの系外惑星の質量が初めて明らかにされた。

系外惑星を一度に44個発見

2018/08/10
系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測データの分析と地上望遠鏡の追観測から、一度に44個の系外惑星が発見された。

系外惑星の生命は十分な紫外線の下で生まれる

2018/08/08
地球のような岩石惑星で生命が生まれるためには、主星から放射される紫外線が十分に強い必要があるという研究結果が発表された。

11光年彼方の系外惑星はどのくらい地球に似ているか

2018/07/18
地球から11光年彼方の赤色矮星「Ross 128」の化学組成が分光観測で調べられた。その周りを回る系外惑星「Ross 128 b」がどのくらい地球に似ているかを推測するのにも役立つ研究となる。

形成中の系外惑星の撮像に成功

2018/07/09
約370光年彼方の若い星「PDS 70」を取り巻く塵の円盤中に、形成中の惑星が初めて撮像された。

第二の地球探しの新観測装置「IRD」がファーストライト

2018/07/06
アストロバイオロジーセンターや国立天文台などの研究チームが開発した、新しい系外惑星の探索装置「IRD」がすばる望遠鏡に搭載され、全機能を活かしたファーストライトに成功した。

TESSが月スイングバイ、カメラテストも実施

2018/05/25
4月に打ち上げられた系外惑星探査衛星「TESS」が5月17日、月をスイングバイして観測軌道へと向かう軌道変更を行った。その際に4つのカメラのうちの1つを使って取得した、20万個以上の星をとらえた試験画像が公開された。

系外惑星の生命には惑星の傾きや軌道の形も大事

2018/05/21
系外惑星の自転軸の傾きや軌道の形が極端に変化する場合、ハビタブルゾーンに存在する惑星であっても突然の全球凍結が起こりうることが、シミュレーション研究で示された。

雲のない「快晴」の系外惑星

2018/05/14
チリのVLTを使った分光観測で、大気にまったく雲が存在しない系外惑星が初めて見つかった。