AstroArts Topics

恒星・銀河

初期宇宙に存在した、星生成を止めた大質量の円盤銀河

2017/06/28
重力レンズ効果を利用したハッブル宇宙望遠鏡による観測で、高速自転する大質量の円盤銀河が初期宇宙に発見された。

星の誕生が別の星の誕生を引き起こす

2017/06/27
若い星から噴き出す高速のジェットが別の星の形成の引き金となったことを示唆する証拠が、電波観測で見つかった。

天の川銀河の中心部に、すすに覆われた変光星を発見

2017/06/26
数百億個の星が集まる天の川銀河のバルジに、炭素を主成分とする固体微粒子に覆われた変光星4個が世界で初めて発見された。

オリオン座分子雲の解剖

2017/06/26
オリオン座大星雲や馬頭星雲を含む分子雲「オリオン座分子雲」の一角が電波望遠鏡で詳細に観測された。

「ケプラー」発見の系外惑星候補に219個追加、総数は4000個以上に

2017/06/22
系外惑星探査衛星「ケプラー」のチームが、新たな系外惑星候補を219個追加した。そのうち10個は地球サイズで、ハビタブルゾーンに存在している。

天の川の中に集まって見える3星雲

2017/06/22
チリ・パラナル天文台のVLTサーベイ望遠鏡に搭載された大型カメラ「オメガカメラ」が撮影した、美しい3つの星雲をとらえた画像が公開された。

長さ50光年のアンモニアのリボン

2017/06/21
米・グリーンバンク電波望遠鏡の観測で、オリオン座分子雲中に伸びるアンモニアでできたリボン状の構造がとらえられた。

ペルセウス座銀河団のミニハロー

2017/06/20
ペルセウス座銀河団の中心には、電波を放射する構造「ミニハロー」が存在する。同様の構造は他の銀河団にも見つかっているが、ペルセウス座銀河団のミニハローはそのうちで最大のものだ。

すばる望遠鏡の主焦点カメラ「Suprime-Cam」がファイナルライト

2017/06/19
すばる望遠鏡に搭載された主焦点カメラ「Suprime-Cam」が、ハワイ時間2017年5月29日(日本時間5月30日)の夜に最後の観測を行った。

太陽に似た若い星の周りに生命の材料

2017/06/16
アルマ望遠鏡が、非常に若い星の周りに生命の材料となる物質「イソシアン酸メチル」を発見した。将来、太陽に似た星になるとみられる若い星の周りに、この有機分子が見つかったのは初めてのことだ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

「ガイア」が明かす45万年後のオリオン座

2017/06/16
天文衛星「ガイア」と「ヒッパルコス」の観測データを基に作成された、この先45万年にわたるオリオン座周辺の星の動きを表した動画が公開された。

ワルツを踊る褐色矮星

2017/06/15
太陽系から約6光年の距離にある褐色矮星の連星系の動きが3年にわたって観測された。ワルツのステップのような優雅な軌跡を描いている。

重力レンズ現象で計測された白色矮星の質量

2017/06/14
重力マイクロレンズ現象の観測を利用して、17光年彼方にある白色矮星の質量が計測された。

アルマが鮮明にとらえた、巨大赤ちゃん星の産声

2017/06/13
アルマ望遠鏡がオリオン座大星雲の中に潜む巨大原始星「オリオンKL電波源I」を観測し、原始星から勢いよく噴き出すガスが回転している様子をはっきりととらえることに成功した。

宇宙で最も低温の天体、原始惑星状星雲「ブーメラン星雲」

2017/06/12
宇宙で最も低温の天体とされるブーメラン星雲の謎が、アルマ望遠鏡の観測によって解き明かされた。

共生する不安定な星、みずがめ座R星

2017/06/09
生物学で「共生」とは、2つの生物が相互関係を持ちながら共に生きることを指す言葉だ。天文学でも同様に、「共生星」と呼ばれる種類の天体がある。そのなかの一つが変光星「みずがめ座R星」だ。

赤外線で太陽の100兆倍も明るく輝く銀河

2017/06/08
重力レンズ効果を受けて拡大された、赤外線で非常に明るく輝く銀河の姿がハッブル宇宙望遠鏡でとらえられた。赤外線での明るさは太陽の10兆倍から100兆倍にも達する。

摂氏4300度、史上最も熱い系外惑星

2017/06/07
昼側の温度が摂氏4300度という観測史上最も熱いガス惑星が発見された。質量の面では惑星だが温度は恒星並みに高い、従来の概念を覆す天体だ。

ブラックホールの「事象の地平線」の存在をサーベイ観測で検証

2017/06/06
ブラックホールの境界「事象の地平線」の存在は広く信じられているものの、その実在性は証明されていない。「存在しない場合」に見られるはずの現象を調べることで、反対に実在性を示すという研究結果が発表された。

LIGO、3度目の重力波検出

2017/06/05
重力波検出器「LIGO」が、3度目となる重力波の検出に成功した。約30億光年彼方で2つのブラックホールが合体し、太陽の約49倍の質量を持つブラックホールが形成された際に発生したものだ。