AstroArts Topics

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すばる、原始惑星系円盤に2つ目のリングギャップ構造を発見

2015/06/18
若い星の周りにある原始惑星系円盤をすばる望遠鏡で観測し、過去に見つかっていたリング状のギャップ構造の内側にもう1つのギャップ構造が発見された。惑星系の誕生の謎に迫るうえで重要な観測成果だ。

6月27日、28日に京都で「日本天文愛好者ミーティング」

2015/06/18
6月27日(土)と28日(日)に京都大学で「日本天文愛好者ミーティング in 京都 JAAA2015」が開催される。全国の天文ファンとの交流を楽しもう。

大質量原始星候補から噴出する水蒸気ジェットの変動を追跡

2015/06/17
VERAと北海道大学苫小牧11m電波望遠鏡を組み合わせた観測により、世界で初めて、大質量原始星からのジェットの間欠的な時間変動が直接とらえられた。ジェットは不連続に繰り返し吹き出していて、4年間で4度観測されるうちに根元の構造が変化していることも確認された。

日食を利用、太陽光がオゾンへ与える影響を調査

2015/06/17
国際宇宙ステーション搭載の機器SMILESで観測した日食時のデータの分析から、太陽の明るさの変化が地球大気中のオゾン量にどのような影響を与えるのかに関する研究が行われた。オゾンの生成や破壊を知るうえで重要な成果だ。

ニューホライズンズ最接近まで1か月、冥王星の最新画像

2015/06/16
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近まで残すところ1か月となった。5月下旬から6月初めにかけて撮影された最新画像には、明暗が非常にはっきりととらえられている。それぞれの領域が何であるのかは、今後得られる分光観測データの分析が待たれるところだ。

ホットジュピターに成層圏を検出

2015/06/16
ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、巨大な高温の系外惑星「WASP-33b」に成層圏が存在することがわかった。

史上初の彗星着陸から7か月 「フィラエ」からの信号を受信

2015/06/15
彗星探査機「ロゼッタ」の着陸機「フィラエ」が7か月ぶりに冬眠モードから目を覚まし、地上のオペレーションセンターと85秒間の交信を行った。

探査機撮影の動画公開 準惑星ケレスの周回飛行

2015/06/15
探査機「ドーン」がとらえた準惑星ケレスの姿が動画となって公開された。クレーターだらけのケレス地表を眺めながらの周回飛行を体感してみよう。同探査機は今月、さらに低軌道に移行しての観測を開始している。

X線天文衛星「すざく」が通信不安定に

2015/06/15
2005年の打ち上げ以来9年間にわたり活躍してきたX線天文衛星「すざく」が、6月1日から間欠的にしか通信できない状態になっている。バッテリーが機能せず電力不足に陥っているようだ。

塵の繭から出現、宇宙で羽ばたく蝶

2015/06/12
ヨーロッパ南天天文台のVLTによる観測で、年老いた星から蝶のような姿をした惑星状星雲が生まれようとしている様子がとらえられた。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

天体写真家・中西昭雄さんが15日のBS朝日の番組に出演

2015/06/11
天体写真家・中西昭雄さんが、6月15日放映のBS朝日のドキュメンタリー番組「The Photographers2-心を揺さぶる光景を求めて-」に登場する。

アルマ+重力レンズ=視力13000 117億光年先の銀河もはっきりと

2015/06/11
アルマ望遠鏡の観測結果とそれをもとに作られた重力レンズ効果モデルから、117億光年彼方にあるモンスター銀河の内部構造や、その手前にある銀河の超大質量ブラックホールの存在などが明らかになった。

銀河の歴史を物語る、銀河周囲に空いた3組の巨大な空洞

2015/06/11
銀河中心の超大質量ブラックホールが5000万年にわたって起こしてきた爆発的な噴出によって周囲の高温ガスに3組の巨大な空洞が作られた様子を、X線天文衛星「チャンドラ」が明らかにした。

油井さん搭乗のソユーズ宇宙船、7月下旬に打ち上げ

2015/06/10
ロシア連邦宇宙局は、油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船の打ち上げを7月23日から25日までに行う予定と発表した。

宇宙の定期便「こうのとり」5号機、8月に打ち上げ

2015/06/10
JAXAは、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打ち上げを8月16日に実施することを発表した。

冥王星がいて座で衝

2015/06/10
7月6日、冥王星がいて座で衝となる。14等と暗いが検出や撮影に挑戦してみよう。14日に冥王星に最接近する探査機「ニューホライズンズ」の観測も楽しみだ。

金星と木星が大接近

2015/06/10
6月下旬から7月上旬、夕方の西の空で金星と木星が大接近する。最接近は1日で、100倍程度の天体望遠鏡でも同一視野に見えるくらいの大接近となる。

パンスターズ彗星が夕方に3等台

2015/06/10
7月、夕方の西の空にパンスターズ彗星(C/2014 Q1)が見える。中旬ごろまで3等台と予想されているがきわめて低い。

冥王星の衛星「ニクス」と「ヒドラ」、予測不可能な不規則自転

2015/06/09
ハッブル宇宙望遠鏡の観測から、冥王星の衛星ニクスとヒドラが予測不可能な自転をしていることが明らかになった。これらの天体の表面に立ったとすれば、いつどの方向に日の出が見えるのかすらわからないだろう。

ブラックホール観測に向け前進、日本初230GHz電波干渉計実験観測に成功

2015/06/08
大阪府立大学などの研究グループが野辺山宇宙電波観測所の2台の電波望遠鏡を用いて観測を行い、日本初となる230GHz帯のVLBI観測実験を成功させた。ブラックホールの直接検出に大きく貢献することが期待される。