AstroArts Topics

分子ガス

初期宇宙のクエーサーから強烈に噴き出す分子ガス

2024/02/08
初期宇宙の銀河で、星の材料である分子ガスが激しく大量に噴き出すアウトフローがとらえられた。分子ガスは短期間で枯渇するとみられ、アウトフローが遠方銀河の星形成を抑制するという理論予想を裏付ける結果だ。

高速電波バーストの正体を、出現する銀河の環境から探る

2022/12/05
星の材料である分子ガスの観測から、未だ謎の多い天体現象である「高速電波バースト」が一般的な星形成銀河とは異なる銀河環境で出現することが明らかになり、その起源に関する手がかりが得られた。

天の川銀河の最果てに、有機物とともに生まれた星を発見

2021/12/03
天の川銀河が作られ始めたときの環境を残していると考えられる最外縁部で、生まれたばかりの星とそれを包む有機分子の雲が、アルマ望遠鏡の観測によって発見された。

超大質量ブラックホールに給仕する超新星爆発

2021/07/20
銀河中心核の超大質量ブラックホールを囲むガス円盤の中で生まれた星が最期に起こす超新星爆発が、ブラックホールへの物質の落下をうながしている証拠が見つかった。

シアン化水素の観測で調べる海王星の大気循環

2020/10/28
海王星の大気上層に存在するシアン化水素は、赤道付近で帯状に広がっていて中緯度で少ないことがアルマ望遠鏡の観測により明らかになった。

約100億年前の銀河たちが持つ分子ガス

2020/10/01
アルマ望遠鏡を使った観測から、100億年前の星形成が活発な銀河では、星の総質量よりもガスの総質量が10倍も大きいことなどがわかった。

合体銀河の超大質量ブラックホールを取り巻くガス

2020/01/21
衝突が進行中の2つの銀河それぞれの中心にある超大質量ブラックホールを取り巻く分子ガスの詳細な構造が、アルマ望遠鏡によりとらえられた。銀河やブラックホールの成長を理解するための大きな手がかりとなる。

野辺山観測所レガシープロジェクトの2014-2017期のデータリリース

2018/06/06
「野辺山観測所レガシープロジェクト」の2014-2017期に採択された、3つのプロジェクトの観測データが公開された。

世界最大級の銀河の電波写真集が描き出す、星の誕生過程

2017/09/19
国立天文台野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡による127個の銀河の観測から、分子ガスの性質が銀河の中で一様ではないことや銀河によって異なることが示された。

電波の影絵で見る希薄な星間分子ガス

2015/12/10
明るい電波源を背景として希薄な分子ガスを検出するという観測方法に用いられる「分子吸収線系」と呼ばれる観測対象が、アルマ望遠鏡のデータベースから新たに見つかった。天の川銀河の星間ガスの化学組成などを明らかにし性質を解明するうえで大きな成果だ。

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