AstroArts Topics

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2025年12月14日 ふたご座流星群が極大

2025/12/12
2025年12月14日、三大流星群の一つに数えられるふたご座流星群の活動が極大となる。12月14日の宵から15日の明け方が見ごろ。

初期宇宙の謎の天体に赤外線とX線観測で迫る

2025/12/12
初期宇宙に多数見つかっている正体不明の新種天体「高速度Hα輝線放射天体」について、赤外線とX線の観測データを用いた研究から、通常の活動銀河核と大きく異なる性質が示された。

重力レンズ効果による宇宙膨張率の測定、ハッブルテンションを深刻化

2025/12/11
重力レンズ効果を利用して現在の宇宙の膨張率が高精度で測定された。後期宇宙の結果とは整合するが初期宇宙の結果とは一致せず、両者が異なるという問題「ハッブルテンション」を深める成果である。

ふたご座流星群 ライブ中継(14日21時~)

2025/12/11
12月14日(日)21時より、ふたご座流星群のライブ中継を実施します(天候や通信の状況によっては中断、中止の可能性があります。ご了承ください)。

塩素やカリウムは活動的な大質量星の内部で作られた

2025/12/10
X線衛星XRISMによる超新星残骸カシオペヤ座Aの観測から、爆発前の大質量星の内部で塩素やカリウムが大量に合成されていたことが示された。これまで起源がはっきりしなかった元素の謎を解明する成果だ。

観測小物を一つにまとめる高機能ケース「天体アクセサリーケース」新発売

2025/12/10
ビクセンから、接眼レンズやアダプターなどの観測小物を一つにまとめる高機能ケース「天体アクセサリーケース」が新発売。

4枚玉EDフラットフィールド屈折、Askar「60F鏡筒」と「91F鏡筒」新発売

2025/12/10
サイトロンジャパンから、天体望遠鏡ブランド「Askar」の新製品、4枚玉EDフラットフィールド鏡筒「60F鏡筒」と「91F鏡筒」が新発売。

私たちは天の川銀河の中心「いて座A*」を「真下から」見ている

2025/12/09
アルマ望遠鏡の観測データから、天の川銀河の中心ブラックホール「いて座A*」のミリ波強度に52分周期の変動が見つかった。このデータの解析によると、私たちはブラックホールを「ほぼ真下」から見ていることになる。

ベンヌ試料から6種類の糖を検出

2025/12/08
小惑星ベンヌの試料から、リボースやグルコースといった6種の糖が検出された。宇宙には生命を支える分子が、これまで考えられていた以上に存在することを示唆する成果である。

すばる望遠鏡OASIS計画の初成果、巨大惑星と褐色矮星を発見

2025/12/08
すばる望遠鏡と宇宙望遠鏡の観測を組み合わせた研究から、恒星を周回する軽い天体が2つ発見された。巨大ガス惑星や褐色矮星を直接とらえ、その性質を明らかにする探査計画「OASIS」の初成果だ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

2025年12月8日 水星が西方最大離角

2025/12/08
2025年12月8日、未明から明け方の東南東の低空に見えている水星が太陽から最も離れて西方最大離角となる。

超小型紫外線衛星「モーヴ」打ち上げ成功、恒星フレアをモニター観測

2025/12/05
11月29日、超小型紫外線衛星「モーヴ」が打ち上げられた。太陽のような星が起こすフレアを長期でモニタリングし、恒星活動と周囲の惑星への影響を明らかにすることを目指す。

火星衛星探査機MMXにメッセージを載せよう

2025/12/05
2026年度に打ち上げ予定の火星衛星探査機「MMX」を応援するキャンペーン『#グッドラックMMX』でメッセージを募集中だ。応募メッセージは探査機に搭載され、約5年後に衛星のサンプルと一緒に地球に戻ってくる。

人工衛星や宇宙ごみによる1秒未満の閃光を大量検出

2025/12/03
東京大学木曽観測所の最新鋭カメラ「トモエゴゼン」で、地球周回軌道上の物体が0.5秒間だけ輝く閃光現象が約1500個発見された。全天で毎日1000万回も発生している計算だ。

しし座流星群のクラスター現象をとらえた

2025/12/03
夜空に突発出現した「流星クラスター現象」を、西日本7地点でネットワークカメラが同時観測。

1年ぶり18回目の新星爆発を起こしたM31の再帰新星

2025/12/02
約1年周期で爆発するアンドロメダ座大銀河の再帰新星M31N 2008-12aの、18回目となる増光が、11月30日に板垣公一さんによって観測された。

星ナビ1月号は「星のゆく年くる年」と「星空ハンドブック2026」

2025/12/01
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2026年1月号は12月5日(金)発売です。特別付録は2026年の現象がまとまった「星空ハンドブック2026」。毎年恒例の「星のゆく年くる年」で、2025年の振り返りと2026年の準備をしましょう。

公式ブログ:【ステライメージ10】彗星の画像処理 – 徹底ガイド

連載・読み物
2025/12/01
彗星の画像処理「メトカーフコンポジット」を基礎から仕上げまで徹底解説!短時間露光を多数重ね、彗星を止めて尾をくっきり描くための実践ガイドです。ステライメージ10を使った手順を、スクリーンショット付きで詳しく紹介しています。

2025年12月7日 月と木星が接近

2025/12/01
2025年12月7日の宵から8日の明け方、月と木星が接近する。

天の川銀河を取り巻くガンマ線放射を発見、ダークマター由来か

2025/11/28
ガンマ線天文衛星のデータの解析から、天の川銀河を取り巻くハロー状のガンマ線放射が見つかった。ダークマターの対消滅で生じたガンマ線かもしれない。