AstroArts Topics

恒星・銀河

おとめ座超銀河団の銀河の動きを可視化

2017/12/14
天の川銀河から1億光年以内にある約1400個の銀河の過去の動きを示す、これまでで最も詳細な軌道図が作られた。

クエーサー風と激しい星形成の関連性

2017/12/13
赤外線天文衛星「ハーシェル」の観測データから、クエーサーの強力で冷たいガスの風の起源が示された。クエーサーを持つ銀河の星形成と関連があるようだ。

ダークマターの大海原に浮かぶ巨大原始銀河

2017/12/13
アルマ望遠鏡による観測で、宇宙誕生から10億年も経たない時代に2つの巨大な銀河が見つかった。初期宇宙で銀河の構成要素となる小さな星の集団が予想以上に短い時間で合体し、銀河の進化が進んでいたことを示す観測結果である。

観測史上最も遠い超大質量ブラックホールを発見

2017/12/11
これまで観測された中で最も遠い距離にある超大質量ブラックホールが見つかった。宇宙誕生から間もない「暗黒時代」でこの種の天体が見つかるのは初めてのことだ。

重力波観測から導かれた中性子星の半径

2017/12/08
今年8月にとらえられた重力波GW170817の観測データに基づくシミュレーションによって、中性子星の半径について精密な下限値が導かれた。

探査衛星「悟空」、宇宙線電子を測定

2017/12/07
中国の暗黒物質探査衛星「悟空」こと「DAMPE」が宇宙線電子と陽電子のエネルギースペクトルを、これまでで最も高いエネルギー分解能で直接測定した。

水のない息詰まる成層圏を持つ系外惑星

2017/12/06
ホットジュピターの一つ「WASP-18 b」は、一酸化炭素が充満し水がほとんど存在しない成層圏に包まれているようだ。

史上最深の分光観測で72個の銀河を新発見

2017/12/05
超大型望遠鏡VLTに搭載の分光器MUSEがハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドを観測し、史上最も深い分光サーベイによって、新発見の72個を含む1600個の銀河の距離などを調べた。

超大質量ブラックホールの傍らで生まれた幼い星々

2017/12/04
天の川銀河の中心の超大質量ブラックホールから3光年以内という極めて近い場所に、生まれたばかりの原始星が11個発見された。このような激しい環境でも質量の小さな星が誕生しうることを示唆する興味深い結果だ。

矮小楕円銀河の星の動きから暗黒物質に迫る

2017/12/01
ハッブル宇宙望遠鏡と位置天文衛星「ガイア」の観測データから、天の川銀河の伴銀河の一つ「ちょうこくしつ座矮小銀河」内の星の動きが高精度で計測され、暗黒物質の分布や銀河の運動などが明らかになった。

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磁場で抑制される銀河中心での大質量星形成

2017/12/01
銀河中心のリング構造中に見られる星形成領域と磁場の強さの関係を調べたところ、磁場が強いところほど大質量星の形成が抑えられるという傾向が観測された。理論モデルの問題点を解決する一つの説明となるかもしれない。

星の進化と共に大きく膨らんだホットジュピター

2017/11/30
赤色巨星の周りを回る、木星よりやや大きいが質量は木星の半分しかない惑星が2つ見つかった。高温の巨大ガス惑星「ホットジュピター」がなぜ大きいのかについて解明する手がかりの一つとなるかもしれない。

衛星「ガイア」のデータから発見、シリウスの隣の新星団

2017/11/22
位置天文衛星「ガイア」の観測データから、これまで検出されていなかった大質量星団が発見された。そのうち1つはシリウスのすぐそばにある。

地球に似た組成の大気を持つスーパーアース

2017/11/21
地球から約40光年離れた系外惑星「かに座55 e」が厚い大気に覆われており、その組成が地球のものに似ている可能性を示す観測結果が発表された。

11光年彼方に温暖な地球サイズの系外惑星

2017/11/20
約11光年彼方に、地球サイズの系外惑星「Ross 128 b」が発見された。温暖な環境にあると考えられる惑星としてはこれまでに見つかったもののなかで2番目に地球に近く、今後バイオマーカー探しのターゲットとして期待される。

10億歳の宇宙に、大質量スターバースト銀河のペアが存在

2017/11/20
宇宙がほんの10億歳だったころの初期宇宙に、珍しい大質量のスターバースト銀河が発見された。追加観測の結果、単独と思われた天体の正体は、合体する運命にある2つの巨大な銀河であることが明らかになった。

JWSTの初期科学観測ターゲットが明らかに

2017/11/17
2019年春に打ち上げが予定されているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の、初期科学観測のターゲットが明らかにされた。

銀河団と太陽で同じ化学組成、高温ガスが語る超新星爆発の歴史

2017/11/15
X線天文衛星「ひとみ」の観測から、ペルセウス座銀河団中心部の鉄属元素の組成比が太陽と同じであることが明らかになった。銀河団の高温ガスの元素組成比は太陽の値と異なるとする従来の説を覆す研究成果だ。

超新星からの光のエコー

2017/11/14
2014年1月に発生した超新星SN 2014Jをハッブル宇宙望遠鏡が2年以上にわたって追跡観測し、超新星の周りに「光のエコー」が広がっていく様子をとらえた。

無数の銀河の深宇宙画像に小惑星の「フォトボム」

2017/11/10
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した無数の銀河の画像中に、複数の小惑星もとらえられていた。スナップ写真などに無関係な人が写り込んでしまう「フォトボム」の、いわば宇宙版だ。