AstroArts Topics

ヘッドライン

星ナビ7月号は「冥王星探査」と「ステラショット発売」

2015/06/02
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2015年7月号は、6月5日(金)発売です。 7月14日、探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に最接近し、未だ謎の多い天体の探査を行います。地球からも冥王星を見て、撮って、探査機を応援しよう!

初期の太陽系にそっくり、太陽系外「カイパーベルト」を発見

2015/06/01
太陽系の「カイパーベルト」に似た塵のリングがケンタウルス座の太陽型星の周りに見つかった。リングの大きさをはじめ太陽系との類似点が複数あり、幼い頃の太陽系の姿に似ているかもしれないという。

大質量星形成領域が銀河面から遠ざかる様子をVERAで観測

2015/05/28
天の川銀河の立体地図を作るVERAプロジェクトの観測で、はくちょう座方向にある大質量星形成領域が銀河面から遠ざかる動きなどが精密に測定された。この運動は、領域付近に広がる巨大バブル構造の膨張を反映したものとみられる。

ますます鮮明に!氷か塩か、ケレスで輝く謎の光点

2015/05/28
準惑星ケレスを周回中の探査機「ドーン」が、ケレスの地表に見られる謎の光点をさらに低い高度からとらえた。

地球からのプラズマ大気流出、太陽活動との関連を一歩解明

2015/05/28
極風(ポーラーウィンド)と呼ばれる地球の極域からの電離大気流出現象は、太陽活動の変化にはほとんど影響されないことが、人工衛星の観測データから明らかにされた。オーロラや磁気嵐といった現象や惑星の大気流出についての理解を進める研究成果で、系外惑星の研究にも応用が期待される。

KISSプロジェクト、かみのけ座方向に今月2個目の超新星発見

2015/05/26
長野県木曽観測所の超新星探査プロジェクトで5月19日、かみのけ座の方向に超新星が発見された。同プロジェクトでは10日にも同じかみのけ座方向に超新星を発見したばかりで今月2個目、通算では24個目の発見となる。

巨大星のゆりかごと巨大なガスの渦巻き

2015/05/26
アルマ望遠鏡による観測で、巨大星が集団で誕生しているとみられる場所に、高密度のガスの塊を取り巻く3光年を超えるガスの腕が見つかった。ガスの腕が巨大星のゆりかごであることを示しており、巨大星がどのようにガスを獲得して成長していくのかを明らかにする観測成果である。

紫外線パルスから探るIa型超新星の起源

2015/05/25
3億光年彼方の超新星の観測から、紫外線の明滅が検出された。2通りの説があるIa型超新星の起源のうち、白色矮星に伴星からのガスが降着して爆発に至るという過程を示すものだ。

天体撮影を強力にアシストするPC用ソフト「ステラショット」6月19日発売

2015/05/21
自動導入機能をそなえた赤道儀や、PCからの制御もできる高感度・高精細デジタル一眼レフカメラといった高度な機材が簡単に手に入るようになりました。そんな最新の機器を徹底的に活用し、思い描いた通りの天体写真撮影を強力にアシストするソフトウェア「ステラショット」を6月19日に発売します。

月と土星が接近

2015/05/20
6月29日の宵から深夜、月齢13の月と土星が接近して見える。一緒に双眼鏡で眺めたり、それぞれを天体望遠鏡で観察したりしてみよう。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

水星が西方最大離角

2015/05/20
明け方の東の空に見えている水星が、6月25日に西方最大離角となる。かなり低いが双眼鏡で探してみよう。

パンスターズ彗星が明け方に4等台

2015/05/20
6月下旬、明け方の東の空にパンスターズ彗星(C/2014 Q1)が見える。4等台と予想されているがきわめて低い。

細い月と金星が並ぶ

2015/05/20
6月20日の夕方、西の空に月齢4の細い月と金星、木星が集合する。

初発見、クエーサー・カルテット

2015/05/20
米・ハワイのケック天文台の観測から、遠方宇宙の4つのクエーサーが見つかった。重力レンズ効果で作られる4重像とは違い、別々のクエーサーが4つ近接するようすが見つかったのは初めてだ。それぞれの中心には活発な超大質量ブラックホールが存在している。

KISSプロジェクト、かみのけ座方向に超新星を発見、板垣さんも発見

2015/05/20
長野県木曽観測所の超新星探査プロジェクトで、かみのけ座の方向に超新星が発見された。山形県の板垣公一さんも同じ天体を発見している。

エウロパ表面の筋模様は海塩かもしれない

2015/05/19
木星の衛星エウロパの表面には、長く伸びた無数の筋模様が見られる。地上での環境再現実験から、この模様は地下の海から地表にもたらされた塩かもしれないということがわかった。

「宇宙の恐竜の卵」、アルマが原始巨大星団を発見

2015/05/18
宇宙で最も古い天体の一つである球状星団は、数多く見られるが生まれたばかりものは非常にまれで、形成プロセスもわかっていない。アルマ望遠鏡の観測により、今まさに誕生しようとしている球状星団かもしれない天体が発見された。

ニューホライズンズがとらえた冥王星の衛星たち

2015/05/15
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近まで残り約2か月となった。先日冥王星と衛星「カロン」をとらえたニューホライズンズが、近年発見された残る4つの衛星「ヒドラ」「ケルベロス」「ニクス」「ステュクス」を撮影し、その動画が公開された。

電波で観測しても暗い、太陽の黒点

2015/05/15
国立天文台などの共同研究グループが野辺山45m電波望遠鏡で太陽を観測し、ミリ波で見た太陽黒点の中心部が周囲より暗い「黒い点」であることを初めて立証した。太陽の黒点は電波でも黒いようだ。

超新星爆発での元素合成シナリオを支持、r過程元素の起源解明へ前進

2015/05/14
理化学研究所などの研究チームが、中性子を大量に取り込んだ原子核110個を人工的に生成し、その寿命(半減期)を高精度で測定することに成功した。爆発的天体現象で金やウランなどの重い元素が一気に作られる「r過程」を解明する重要な鍵となる。