本誌各号の編集後記を掲載。
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■2003年8月今年8月27日に大接近する火星について、テレビ、ラジオ、新聞からの問い合わせが徐々に多くなってきた。これから大接近の本番を迎える8月にはその数はさらに増えてくるだろう。今回の接近が57000年ぶりなのかは本誌18ページを読んでいただくとして、数字自体はマスコミには刺激的だろう。「火星が接近すると、空が赤くなっちゃうんですか?」という問い合わせには絶句したが、なかには今回の大接近で、火星が月くらいの大きさで見えると信じている人がいるのかもしれない。 今月初め、某在京キー局から同局の番組「王様のブランチ」で星ナビを紹介したいという連絡があり、弊社ミーティングルームで収録が行なわれることになった。取材先から戻ってきた途端、編集人から「午後4時に来るからヨロシク!」と一言。こちらも1〜2分程度というから気軽に承諾したが、約束の時間がくると社の前に車が停まり、番組担当プロデュサー、ディレクター、カメラマン、音声担当の方が機材を持って入ってきて、なにやら大掛かりな感じ……。プロデューサーと事前の打ち合わせの間、カメラやライトが手際よくセットされ、瞬く間にマイクもつけられた。実は、私、数年前にテレビ番組の制作に携わっていたので、こういった撮影現場には慣れているハズなのだが、いざ取材される側になってみるとさすがに緊張。ますますあがってしまい、何が何だかわからないうちに収録は終わってしまった。 3日後、番組がオンエアされたのだが、番組を見たという知人から電話、全国ネットということで田舎の旧友からもメールを頂戴した。なかにはご丁寧にパソコンにキャプチャした人も……。編集部内での評はどうかというと、「ガチガチに緊張していておかしかった」と酷いものばかり。もしかしたら読者のなかにも、緊張した表情で話す私の姿を見た方がいるかもしれない。でも、実際、ライトを当てられカメラを向けられたら緊張しますって! ともあれ、今回は緊張してうまく話せなかったけど、今後、出演依頼があったら前向きに検討させていただきます。
(敬)
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